相続税は税理士の業務範囲ですが、専門性が高く通常の会計事務所では申告件数は1%ほど。
申告相談を含めると1000件を超えるほど相続税の税務に取り組んできたアーリークロス。専門性の強みを効果的に訴求し問い合わせ数増加を目的にサービス紹介サイトのリニューアルプロジェクトが立ち上がりました。
SEOを含めたマーケティングを強みとするディーテラー社がプロジェクト統括し、サイト全体のコンセプトメイキングやコンテンツ設計/デザインを弊社で担当。それぞれの強みを活かしたリニューアルを実行しました。
私ちは相続税に精通しているわけでもメンバーが相続を経験しているわけではありません。
そういった状況では特に事業の理解に注力するフェーズを設けます。担当者へのヒアリングから理解することが多くありますが、時には現場に伺わせていただき業務を見学させていただくこともあります。
また書籍やインターネットの情報等でも学習やリサーチを行います。
深い知識を得られるには時間が足りませんが、提供する事業内容の理解を踏まえて、ターゲットがどんな状況で、どんな情報を求めるのかを仮説立てるために必要な学習とリサーチを重ねます。
相続税という専門性の高さから競合でも多く見られたのは信頼感を強めに訴求したビジネスライクな印象。
しかしアーリークロスでは安心感や寄り添う姿勢も大切にした、心情を考慮しながら適切な提案を実行する姿が特徴的でした。そしてユーザーの心情を踏まえると、分からないことが多く不安な状況でいること。敷居が高すぎる印象はマイナスな印象につながることが予測できました。
必要なのはプロフェッショナル感に加えて安心感といった情緒面も考慮された印象。
そのため視覚的なデザインでは相談のしやすい、メンバーの柔らかな雰囲気を伝え、中身のコンテンツはしっかりと専門性を伝えることで頼れる関係性への期待を高めました。
トップページではユーザーの心情に共感するメッセージを訴求。具体的なサービス紹介では、比較フェーズ段階にいるユーザーに焦点をあて、サービスの特徴と提供内容をしっかりと言語化しました。